五感は自己愛を高める基盤 自分を愛する=自信
これまでお話ししてきた五感と五元素についてですが、
これらは本当に人が生まれてからたくさんの経験をしていく間に
とてもとても大切なものです。
生まれる前から幼児期に、この五感を高めるための最も大切なことをお話ししてきましたが、
さらにそれが大人になってからの人格形成に大きな影響を与えます。
親がうまくそれをできずに、今ここが安心、安全であるということを知らずに育った人は、
いつも「今」に身を委ねることができずに
過去に執着していたり、未来ばかり見て不安で不安でどうしたらいいかわからない状態になってしまいます。
そしてずっと書き連ねているように、「今、ここ、この瞬間」に安心して身を委ねることができずにいると、
全ては悪いものに見えて、全ては世の中のせいで、全ては誰かのせいで、
人の文句ばかりで自分を他人に投影していたり、
この世の中を変えなきゃいけない焦燥感にかられたり、
この世の中に生きている意味なんてないと思って、何も行動せずに引きこもっていたり、
この世の中なんて消えてなくなればいいと思って、異常な行動をしたり
もっともっと想像を超えるほどの苦しみを抱えてしまいます。
そしていつまでも幼かった頃の自分のまま、潜在意識が悲しんだり泣いていたり
お母さん、なんでああしてくれなかったの?
どうしてこうしてくれなかったの?
もっとああして欲しかったのに、
もっとこうして欲しかったのに、
どうしてあんなことしたの?
なんでこんなことしたの?
と、いつまでも潜在意識は子供のまま成長しません。
そうすると社会の中でも、一人で苦しんでいて
他人に賞賛を求めるように行動したり二枚舌だったり、
本当は自分に自信のないことを見抜かれるのが怖くて誰かを陥れようとしたり、邪魔したり
人と比べたり、どうせ私なんかと自分を認められず自己肯定感を持てない。
また、他者に対してもなんでどうしてと、相手の都合や価値観を受け入れ認めることができません。
または、自分を大きく見せようと誇大表現したり嘘をつくのが平気だったり、
肌の温もりを異性に求めて異常な性癖や性的行為への依存があったり、
自分の殻に閉じこもって全てが怖く見えたり感じたりして外に出られなくなったり、
自分の心と体を一つにすることの意味が全くわからなくて精神障害を患ったり、
事件や人を殺めたり、自己を傷つけたり生きることをやめてしまったり…
そういう人たちは、大人になって年老いても
いつまでも親に対する憎しみや嫌悪を抱いていたり
親なんてどうでもいいとか言って親を受け入れることができずにいることが多いです。
どうか、ご自分のお子様にはこういう思いをさせないで
愛をいっぱいいっぱい持って、愛のある声かけと
優しい眼差し、温かいぬくもりと
お母さんの匂いと味を与えてあげてくださいね。
生まれてきてくれてありがとうと、感謝の気持ちを込めて。
そして大きくなったら、親に自然と感謝の気持ちを持っていられるように。
感謝は自分への自信につながります。
これってね、やっている人が大半だから
なんでこんな当たり前のこと言ってんの?
って思う人、たくさんいると思うんですよ。
でもね、知らないところで苦しんだまま大人になってしまった人が
実はこの世の中には山ほどいるんです。
良い人というのはインパクト薄いんですが
苦しんでいる人の言動や行動というのはとてもインパクトを与えます。
すっごい嫌な奴とか、どうやっても理不尽なことしか言わないとか
暴力や泣き寝入りを繰り返す人など、
理解に苦しむ人格の人というのは結構たくさん居るもので、
その人たちがなぜそんな風な言動、行動をするのかを考えてみると、
全ては育った環境や五感によるコミュニケーションの不足など
必ず裏側には理由があります。
社会に出てかなり多くの人々、患者様や妊産婦さんやお母様方、
知り合う人や交流のある人、その知人やさらにその人の知人など、
とにかく人と関わることがかなり多くある仕事を通して
さらに職業柄、科学、医学や助産学、保健学、看護学、心理学、解剖生理学、社会学、
教育学、統計学、物理学や哲学などの学問を学んできた知識と経験によって
その行動や言動を常に分析した結果、何よりも胎児から幼少期の育ち方が
人を人として育てる基盤になっているとつくづく感じています。
どうかそういう方たちが
今、目の前にある幸せに気づき、
全ては自分自身の内側にあることを知り、
全ては自分から発していることに気づき、
どうかあなたがあなたに満たされますようにと
心から願う気持ちが溢れてきます。
そういう方たちや、育て方がわからなくて不安を抱えているお母さんたちへの
メッセージとして伝われば良いなと思い、この記事を書き続けています。
どうか「今、ここ、この瞬間」に目を向けて
あなたが、あなた自身に満たされて
ご自身に身を委ねることができますように。
まさにそれこそが、自分を愛する「自己愛」であり
自分を信じる力=自信なのです。
愛を込めて祈ります。