健康日本21策定から20年国民の健康保持増進と健康水準向上
健康日本21が策定されてから、早いもので20年が経ちます。
国民の皆様が健康に過ごせるための施策であり、詳しくはこちらをご参照下さい。
健康日本21中間報告 https://www.mhlw.go.jp/content/000378312.pdf
2008年からは、健康増進法が施行され、特定健診、特定保健指導が実施されて10年余りが経ちます。
日頃から、国民の皆様の健康を保持増進すべく、専門職が各自治体や企業でもたくさんのセミナーや講座・教室などが開催されています。
ストレスチェックテストも始まり、ストレスマネジメントやメンタルヘルスケアも重要視され、精神障害や自殺者が増加を辿る現代に、少しでも早い段階で予防ができるように取り組んでいます。
そして時代も変わり、厚生労働省もヨガのイベントを主催するなど、随分と柔軟な対応になったなと思います。
今後は伝統のヨーガにも焦点を当てて取り入れてくれると嬉しいなと思います。
企業でも、健康経営が盛んに言われてきて、この1−2年で大きく変容してきました。
健康経営優良法人ホワイト500 https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/kenkoukeiei_yuryouhouzin.html
かつては保健師(養護教諭、衛生管理者)というと、保健所、市町村の健康保険福祉課や保健センター、学校の保健の先生や、企業での労働安全衛生管理や保健室での社員の健康管理など、とても少ない枠で働くことが多かったと思いますが、企業がホワイト500を取得するために、保健師の増枠や新規導入などで、採用枠がたくさん増えてきました。
ヘルスケア産業も増加し、一部上場企業となる企業もあり、日本における健康意識の高まりが感じられます。
今は1に予防2に予防、3.4がなくて5に予防です。
病気になってからでは遅いのです。
合計特殊出生率の低下、超少子高齢化、医療費の増大が叫ばれる中、今後は病気になっても世話をする人もいなければ負担する世代も減少していきます。
生涯を健康に過ごすことが大切なのです。
誰も面倒いてくれません。自分で自分を守り続けることが大切なのです。
保健の仕事もこれまでは、学校保健、自治体では高齢者や障害者保健福祉支援、妊産婦などの母子保健、糖尿病などの疾病予防のために、セミナーや教室、講座が日々開催されてきましたが、なかなか必要な人以外には届かないものでした。
企業でも、企業内保健師が社員の健康保持増進、健康管理をしてきましたが、一人一人の意識に根付かせるまでが大変な作業だと思います。
特定保健指導も11年目を迎え、少しずつ意識の高まりは見られるものの、仕事の忙しさやストレスから、お酒やジャンクフード、お菓子、タバコなどへの依存が続き、メタボリックシンドロームになり、生活習慣病になる人が後を絶ちません。
病院では、本当に対応しきれないほどの救急搬送や患者数と家族負担や医療従事者への負担で、疲弊している状態です。
ですから、日頃の習慣で、こんなことでいいのかな?と思うような小さなこと、わずかなこと、当たり前のこと、ほんの少しの努力で悪しき習慣を変えることができれば、健康は保たれるのです。
どうか病気にならないために、今できることを始めて欲しいと心から願っております。
どうすれば良いのか分からなければ、お勤めの方は保健室に相談することもできますし、市町村で開催されている健康教室などもあります。
そして特定保健指導の対象になった方は、忠実に取り組んでみて下さい。変わりますから。
そして、隠れ保健師の皆様や看護師の皆様には、これからの時代の予防医療を担うためにも、ぜひ保健の分野で働いて欲しいと願っております。
身近にある場所で、今はいくらでも働き方や働く先があります。
企業も保健師の導入で補助金も出ますので、ぜひ新規採用や増枠をして社員の健康水準の向上を図って下さい。
詳しくはこちらのページをご覧下さい。
保健関係助成金https://www.johas.go.jp/sangyouhoken/tabid/1253/Default.aspx
メンタルヘルス対策補助金https://www.johas.go.jp/sangyouhoken/tabid/1253/Default.aspx
小規模事業場の産業医保健師補助金https://www.mhlw.go.jp/content/000347152.pdf#search=%27保健師+補助金%27
企業側は看護師経験のある保健師を求めるところも多いです。
医療現場での経験を生かして予防医療を担いましょう。
臨床の現場で見てきた疾病の状態、治療、予後などの知識は、教科書以上に説得力があるものです。
看護師の皆様は、ぜひ大学院や専攻科などに進学して保健師免許を取得して、ともに国民の皆様の健康に一躍かって頂けるとありがたいです。
そして、メンタルヘルスケアは、周産期からの取り組みが重要とされています。
人が生まれてくるとき、育つ過程では、妊娠期からの家族の精神衛生がとても大きく影響します。
一番最初に生まれてくる人に関わる助産師を目指して進学することもぜひお勧めします。
この職業ほど尊いものはないと思うくらい素晴らしい仕事です。
保健医療圏での仕事は、調査や疫学、管理、統計などだと思いますが、市町村など自治体では住民に対する健康セミナー、障害者の自立支援、高齢者の生涯学習や健康教室、生活習慣病予防のための講座や教室などの企画運営、健診後の保健指導など。
企業では、生活習慣病予防のための講座や教室、栄養指導、運動指導、メンタルヘルスケアなどの保健指導、健康相談、ストレスマネジメント事業、超過勤務や過重労働者の労働安全衛生管理、保健だより、などなど、社員の皆様の健康管理とデータ処理、統計など。
保健指導や健康相談など、直接対象者と関わりお話をすることは外部企業への委託が多く、データ管理と統計ばかりの企業もあります。
その場合は、外部の企業で対象者に直接指導する側の仕事もあります。
ヘルスケア産業では、各企業からの受託事業での保健指導や各種セミナー、教室の開催運営管理、講師などです。
働き方は多種多様になってきていますので、学校や行政や企業に所属しなくても、個人事業主としての受託業務や各種セミナー・教室の講師などの依頼もあります。
本当にやりがいのある楽しい仕事です。
眠っている免許を生かして、また新たに取得して、一人でも多くの方が健康に過ごせるように、共に支えて頂けると嬉しいです。
そして皆様一人ひとりの心と身体の健康が保たれることを、日々祈っております。
かまらヨガ 華曼羅瑜伽では、特定保健指導の対象になった方のためにも、食事や運動、メンタルヘルスケアなど多岐に渡る内容を専門職として個別相談、実施させて頂いております。
企業様の講座や団体様のご利用も受け付けております。
企業様との助成金対象となる保健師契約も承ります。
ご依頼はメールにてお願い致します。
kamala0yoga@gmail.com