KAMALA YOGA BLOG

産む力

産む力

赤ちゃんを産むのってすごく大変とか痛いとか恐いとか、

ネガティブな感情ばかりが思い浮かぶ人も多いですよね。

難産だったらどうしようとか、帝王切開だったらどうしようとか。

確かに痛いですよ。

だけど、同じ痛みでも人によって違うし、安産だったり難産だったり

自然分娩ができなかったり、帝王切開になったりと

人それぞれ違うのは何がポイントなのでしょう。

そして骨盤の向きとか、骨盤の柔軟性とか、骨盤が大きい小さいとか、股関節が開かないとか…

実際のことろ…

骨格や肉体的な問題はほとんど関係ありません!

多少は関係ありますが、実際に出産される時には

下半身不随でも、股関節が開かなくても、骨盤小さくても

安産な方はたくさんいます。

身長150㎝で、帝王切開が予測されていた方でも

全く問題なく自然分娩になることもたくさんあります。

一番難産になるパターンは、自分で産むことを決められない人。

周りに誰がいようと、お母さん自身でしか出産できません。

誰に助けを求めても、誰に頼っても、痛みは変わりません。

ご主人様が付き添っているのは、お母さんだけが痛い思いをするのではなく

どれだけの思いをして人が生まれてくるかを一緒に体験することです。

そして難産になるのに多いのが、義母がついてきていること!

義母さん心配なのはよく分かります。

誰よりも一番最初に生まれてくるわが孫を見たい、抱きたい!

その気持ちもよく分かります。

でもね、これって産む時、お母さんとても気を使っているんでしょうね、無意識に。

義母が付き添っていて安産な方はほとんどいません。

もちろん100%ではありませんよ。

義母がいようが、誰がいようが、まるで一人でいるかのように内側に集中できていれば。

そして実母が前面に出てくる人も、精神的な自立ができていないということもありますが、

実母がお母さんの意識を外側に散らしてきます。

あーでもないこーでもないと途中途中で苛立ち始めるので

ご本人にお任せしてあげられたらいいのですが。

あとは、絶対に自然分娩じゃなきゃ嫌だとか、促進剤は絶対に嫌だとか、

こうでなければいけないとか、こだわりが強いのも難産につながります。
なぜでしょう。何が違うんでしょう。

産む時に何が必要なんでしょう。

全ては意識です。

その痛みと向き合って受け入れることがとても大切なんです。

意識が自分の体の変化や、赤ちゃんの動きに敏感な人はとても気持ちよく出産されて、

産む瞬間に

「気持ちいい~」とか

『もう一人産みた~い」

とおっしゃいます。

自分の内側が敏感だと、赤ちゃんの動きにもとても敏感になり、

なんと出産することが痛みよりも気持ちよさの方が勝るんですね。

素晴らしいです。

よく鼻の穴からスイカとか言いますが、

痛みはこれまでの人生の中で経験してきたうちのトップに上がるでしょう。

それでも意識を自分の内側に集中して感じることが

安産につながります。

そして何よりも、赤ちゃんの生む力を信じていれば

勝手に生まれてきます。

股関節が開かなければ、そのままでも安産です。
若い人は安産で高齢だと難産、という説もありますが

確かに体力や柔軟性が違うのは事実です。

でも、若いから絶対安産というわけではなくて、

親や助産師、看護師に対して依存的だったり、

痛みから逃れようと必死だったり、

パニックになる人や過緊張な人は経膣分娩はできません。

若いと余分な知識がないぶん身を任せやすいです。

どこかでこの痛みを諦めて受け入れれば、そこから急激に安産に進んできます。

何よりも肝が座っている人は安産です。

高齢と言われる世代だと余分な知識によって不安を持ちやすいです。

高齢であっても、内側に集中しやすいとか、全てを受け入れるタイプとか

なんでも大丈夫~と思っているタイプとかはすごく安産です。

痛みを受け入れて、どんな状況になろうが動じないくらいの気持ちで出産に臨めば、

「え?」

って思うくらい ツルンと生まれますから

安心してください。

あなたの気持ち次第です。

エネルギーを自分の内側に集中させることが全てです。

自分自身に身を委ねられることが一番です。

外側に散らかしているといつまでも生まれませんから

是非自分の内側に集中させる練習をしていきましょう!

ヨガの瞑想や呼吸法を通して変化が生まれますので

機会があれば身につけていきましょう。

ま、正直何も考えないのが一番なんですけどね!

関連記事一覧

PAGE TOP