産後うつの予防と改善のために産後ケア事業を展開していく方針
産後うつが社会問題となっており、年々増加の一途を辿る。
せっかく子供を何人か産んでくれたにもかかわらず、サポート不足によって無理心中してしまうケースも最近耳にすることが多くなった。
核家族化が進み、少子高齢社会となって20年近く経つ。
合計特殊出生率も、1.4と年々低下している。女性の人口も減少しており、出産年齢も高齢化し、一人の女性が出産する数も減少し、今後、ますます少子高齢化が進む一方である。
親がそばにいないことで、子育てを頼れず、わからないことをすぐに聞くことができる相手がいないことから、孤立しやすく、どうしたら良いのかわからない状況のまま日々を過ごし、一人で解決できないため自分を責めたりすることも多くなる。
母親の感情にかまわず、乳幼児は自分の欲求を訴えるため、それを十分に満たすことができないことに、自己否定し始めることも多いのだろう。
発散する場も持てず、常に子供と夫の欲求に応えなければならず、自分の居場所というのがわからなくなってしまうのかもしれない。
少子化のため、周りに子育てを経験してきた友人や同僚も、昔に比べて少なくなり、疑問を解決することが難しくなっていることもある。
また、高齢初産が増加しており、これまでのキャリアなどからプライドも高くなり、なかなかわからないことばかりになっている自分自身を人にさらけ出すこともできなくなっている、ということもあるのかもしれない。
まずは地域単位で、すぐに疑問に答える環境づくりを早急に整備する必要がある。
実際、出産した病院・医院では、健診以外では疑問を解決することは難しく、また地域でもいつでも対処してくれると言った環境は作られていないところが多い。
近くのスーパーやデパートなどで、健康相談をしている場所もあり、そこに助産師や保健師がいる場合もあるので、そういった場所に出向いてみるのも一つだろう。
電話では、#6000で専門職の小児科医や助産師がボランティアで対応しているので、急いでいるときはそちらに問い合わせしてみることをお勧めする。
そのほか、地域では保健センターや役所、それぞれの助産院が相談窓口となっていることもあるので、ネットで検索して問い合わせてみてはどうだろう。
最近では、産後の育児サポートに重点を置いて、厚生労働省も産後ケア事業に力を入れ始めている。
病院・医院・助産院、その他のホテルなどでも、産後ケア入院できるところも増えてきているので、保健支援センターなどに相談してみるのも一つの手段。
初めての育児は、知らないことばかり、できないことばかりで、自信を喪失していく中、追い立てられるように子供に泣かれ、さらに自分を追い詰めてしまうという悪循環になる。
出産後しばらくは、昼夜問わずの授乳で寝る時間もない上、産後の肥立ちもままならない状態で、心身ともに疲弊しており、心のゆとりを失っていく。
初めからわからなくても知らなくても当たり前のことなのに、これまで社会の第1戦で活躍してきたキャリアウーマンにとっては、全てがプライドをズタズタにされてしまうことばかりなのかもしれない。
孤立して育児をする人は、休息を取ることも許されない状況の中、追い詰められてしまう。
何もかも、手取り足取り教えてくれる環境があれば、追い詰められることは少ないのではないかと思う。
地域で、母子支援できる専門職以外の人たちも増えてくれれば、改善策につながるものと考える。
イギリスでは、出産当日に退院することは、ロイヤルファミリーの出産会見でも知られているが、何故ならば、地域ではドゥーラーと呼ばれる子育て経験者が支援できるサポート体制が整っているからだと言えるだろう。
日本でもドゥーラー育成にも力を入れ始めており、いくつかドゥーラー育成事業も見られている。
助産師などの専門職育成には、どうしても必要な専門分野の知識と技術を養わなければならないため、育つまでの時間を5〜6年要する。
また、若年層が年々人口減少していることもあり、出産育児に携わる専門職になろうとする人たちも年々減少していく可能性が考えられる。
少子高齢化社会に歯止めをかけるためにも、子育てする親子を支える体制を作って行きたい。
かくいう私も助産師・保健師という専門職であり、病院・医院で分娩取り扱いと妊産褥婦のケアや育児指導を行ってきた経験をもとに、来年に向けて医療施設としての機能を持つ助産院の届け出をして、育児技術支援と母乳育児の確立に向けた宿泊型産後ケア事業を展開していく方針です。
機が熟せば、ドゥーラー育成事業も検討していきたいと思います。
これまでの宿泊型ヨガリトリートで提供してきた、安全なオーガニック料理と、メンタルフォローのための哲学講座、親子の愛着形成を促進するインファントマッサージと、産後のベビママヨガも設けることも検討しています。
気になる方はぜひお問い合わせください。kamala0yoga@gmail.com
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