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自律神経 不眠症

自律神経 不眠症

忙しくて寝る暇もない、という方も多いですが、普通に寝る時間があってもなかなか寝付けず睡眠不足が続いている、という方も多いですよね。

なぜ寝付けないのか。

多くの場合は、仕事が忙しくて常に先のことばかり考えていないといけない状況で、時間に追われている。

仕事の中で業務内容や人間関係に対して不満が多くストレスが溜まっている。

やることに自信が持てなくていつも緊張ばかり。

パートナーとのことで喧嘩やイライラ、悲しい、苦しい。

などで、「今」「この瞬間」「この場所」に身を委ねることができていないのです。

何れにしても交感神経の方が常に優位になっていて、副交感神経の出番が少ないということが原因の一つですね。

交感神経ばかりが優位になっていると、軽い興奮状態が続いてしまい、①『緩める、静まる、穏やかになる、落ち着く、安らぐ、身を委ねる』(以下①)などといったこととは程遠い状態になってしまいます。

私たち人間は、常に体の中に陰と陽を兼ね備えています。陰が副交感神経で陽が交感神経です。全ては陰から始まり陽を巡って陰で終わります。陽ばかりでは心も体もバランスが取れないのです。ですから、1日の流れの中で忙しくて先のことを計画したり予定を立てたりしなければならない毎日を過ごしていると、①の状態になる時間が少なくなるわけです。なので陰で1日を終わることが難しくなってしまいます。①の状態にならないと陰、つまり副交感神経というのは働きにくいので、不眠や便秘や胃腸炎、胃痛、動悸や頻拍、過呼吸などの症状が出やすくなります。

どうしたら副交感神経を優位にすることができるのか。というのが一番のポイントになりますが、やはり①の状態を作り出すことが大切なのです。でも、なかなかそんなにゆっくりする時間が取れない、寝ようとしても仕事の予定で頭がいっぱいになる、イライラしたことが頭から離れない、今日の失敗を引きずって落ち込んでしまう、落ち着ける場所がない、など理由は様々ありますが、1日の中で5分だけ、たった5分でいいです。オフィスのデスクでもいいです。会社のトイレの中でもいいです。営業先に立ち寄ったカフェでもいいです。姿勢を正して座り、5分間、ゆっくり目を閉じて鼻からゆっくりと息を吐き、お腹を膨らませるようにゆっくりと吸い込むことを繰り返しながら、ご自分の体の一つ一つを丁寧に緩める意識をしてください。

手の指1本1本から手のひら、手の甲、手首、腕、肘、肩、胸、お腹、骨盤、股関節、太もも、膝、すね、足首、つま先、足の趾1本1本、ふくらはぎ、太ももの裏、お尻、背中、首、頭、顔、眉、眼、鼻、口、あご、と一つ一つ力を抜いていくことを実践してください。それだけで1時間寝たくらいの休息感が得られます。

夜寝るときには布団の中に入って背中をまっすぐに正して、両手両足を軽く開いた状態でまっすくに寝て、同じように一つ一つ力を緩めていってください。夜はゆっくりと一呼吸一呼吸に合わせて行い、20分くらいで実践すると、それだけでも脳と体が4時間寝たのと同じくらいの休息を得ることができます。

これを繰り返していくと、いつしか眠っていたりします。気がつくと朝スッキリと寝た熟眠感を得ていることでしょう。

自分ではなかなか無理、できない、難しい、などという方は、ぜひヨガニドラ(ヨガニードラ)という瞑想法を実施しているクラスのあるヨガスタジオや個人のヨガを受けてみることをお勧めします。youtubeでもアップしている方がたくさんいらっしゃいます。英語がわかる方は是非、本物のヨガニドラ創設者の「bihar yoga nidra」で検索してみてください。聴きながら緩めていかれるととても効果的ですよ。

そうしてたった5分でもこれをすることで、過去でも未来でもなく「今」「この瞬間」「この場所」に身を委ねることができているのです。これをマインドフルネスと言います。

これで十分にあなたもマインドフルネス瞑想ができているんですよ!

日常に取り入れて、毎日を陰で閉じてぐっすりよく眠って、日々の疲れやストレスをリセットしていきましょうね!

かまらヨガ 華曼羅瑜伽でもヨガニドラのクラスを開催しております。是非お試しくださいね。

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