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理解力と読解力を養っていくために必要なこと

前回のブログ

常識や普通とか道徳って一体なんだろう」に対して、ご質問がありました。

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「『常識』について、『時代や場所や階層が異なれば通用しないものもあり,多分に相対的なものである』(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「常識」の解説)とあります。これはつまり『人それぞれの常識が違う』とほぼ同義と言って良いのではないでしょうか。
先生の『常識』という言葉の使い方は『ダルマ』で調和すること、だそうですが、これは常識の『語源』ではないでしょうか。
『ところで常識という語の原義は、通常の人間ならだれでもが共通にもっている感覚のことであり、この点、前述したある社会のある時期という限定を伴う普通の意味と多少異なっている。』とも記載があります。(日本大百科全書(ニッポニカ)『常識』の解説)
なので、『人それぞれの常識(=時代や場所や階層が異なれば通用しないものもあり,多分に相対的なもの)が違う」は、正しいと思います。
『人それぞれの常識(通常の人間ならだれでもが共通にもっている感覚)が違う』は間違いですが、こちらの意味で『常識』という言葉を使うことは『普通の意味と多少異なっている』と辞書に記載があります。
私が指摘したのはその点なのですが、これも私の認識が間違っていますでしょうか??」

・・・・・・

ヴェーダーンタのダルマは普遍的で辞書が広義に意味していることをお話ししています。

ご質問の回答に関して、全て記事に記載してありますので、熟読して理解することが大切です。

それを踏まえて考えてみましょう。

(原義:その言葉が本来もっていた意味。もとの意味。原意。〜goo国語辞書より〜)

ということで、今回は皆さんに宿題を出しました。

ーーー宿題ーーー

①文章を大きく分けていくつのカテゴリーになるかを答えよ

②そのカテゴリー毎の内容のポイントを簡単にまとめよ

③全体を通して結論は何を言おうとしているのかを答えよ

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皆さん、概ねカテゴライズされていることと要約している内容はほぼ共通した認識で理解できていましたね。

その上で、ご質問に対する回答がどこで言われているのかを分析して読み取ってみました。

スライドに記載してありますので、ご興味あればご覧下さい。

 

誰にでもあることですが、つい慌てて読んだり、思い込みから読むと、筆者の意図を想像することが難しくなることがありますので、じっくり読み込んで、疑問に思うことの答えが書かれていないかを探して熟考すると良いですよ。

 

読解力と理解力を養うために必要なこと

 

•語彙力:知っている言葉の数

•論理的思考:物事を道理に従って筋道立てて考える

•抽象的思考=想像力

•分析力:要素に分けて明らかにする

•要約力:まとめる

•批判的思考:自身の論理構成や内容について内省すること

•自己主張の方が強くなり過ぎると、相手の意見を聞いて理解しようとすることよりも、自分の方が正しいという意見を通そうとするための情報探しになり、相手の意見に対して批判的になってしまうため、自分の思い込みや思考の癖に気付き、相手の意図を理解しようと努力することも大切

 

慣れてくれば、クラスで聞いたことをその場で要約して質問することができるようになりますが、耳から聞いただけでそれができるようになるためにも、視覚から捉えられて何度も繰り返し読むことができる文章で練習していけると良いですね。

まずは、文章全体の構成を読み取ることが重要です。

内容を大きくカテゴライズして要約し、全体を通した結論が意味していることを理解する練習をしてみましょう。

考える力を養っていけるように、日々注意深く読み取っていきましょう。

 

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