KAMALA YOGA BLOG

神様代理人

先日「かみさまとの約束」を観てきました。

以前も観たことはありますがリニューアルされていて、その中ではすみれちゃんという9歳の女の子が、将来は助産師になりたいと語っていました。

前世や中間世の記憶を持つ子どもたちのドキュメンタリー映画。

産婦人科医の池川先生が、胎内記憶を持つ子どもたちについて研究されており、先生の監修された著者や、子どもたちの言葉を書籍にしたものは、大概の産科にはあるのではないかと思います。

すみれちゃんは、「もっとみんな自分を大切にした方がいい」

「産むのも大変だけど、生まれてくる赤ちゃんの方がもっと大変」

「赤ちゃんにも色々と苦労がある」

「赤ちゃんは何もできないように見えるけどお母さんのお世話をしてる。お母さんを成長させてあげてる」

などなど、生まれる前からの人格を尊重することや、人生を生きる意味を語ってくれます。

そういう子どもが助産師を目指すのは当然であり、素晴らしいことですね。

助産師って何?

と思う人も多いかもしれません。

人は得てきた経験と知識からしか想像ができませんので、私も赤ちゃんを取り出す人くらいしか知識がないまま、母子保健をやりたいと思い助産師のカリキュラムを選びましたが、一言では語れないくらいの人間が生きる原点を支える仕事です。

人がこの世の母体に宿る時から関わり、人間の発生機序を教え命の尊さや胎内環境の大切さ、生まれてくる時のこと、生まれてから育てる中で大切なこと、生まれる前から人格がある人を尊重して育てること、小学校での性教育でも、人がこの世に宿り成長していく様子を教え、命の尊さや人間の素晴らしさを教えることもあります。

解剖生理学的なことだけではなく、心理学や社会学や哲学も含めて、心の在り方や見えない存在へ意識を向けることの大切さを、妊娠中も出産の時にも誘導していきます。人格形成に大きく影響する時期を穏やかに過ごせるようサポートや指導をします。

人の原点から生涯を支える仕事の内容は無限にあります。

人が人として人間らしく成長発達していくには、生まれてからすぐの愛着形成を促進することが大切です。

三つ子の魂百までとはよく言いますが、生まれる前からの母親の心の在り方や赤ちゃんに対する意識がどれだけ重要かを教える仕事です。

自尊心や自己肯定感を高めるための子育てや、命を与えられる素晴らしさ、人生を全うする生き方も誘導します。

生きる原点を支えて導く職業であり、この体を持って生まれることや、その前からの人格を尊重することを伝える仕事。

赤ちゃんを母体から胎外に取り出すだけではありません。

人格形成の土台になる胎児期から乳幼児期に、お母さんの身体と心のサポートを通して、赤ちゃんが過ごしやすく安心して育ち生まれ、その後も健やかに成長していけるように支え導く仕事です。

学校で命の授業や、様々な施設や刑務所に慰問をして、子供の時期の人格形成などについて教える助産師もいます。

全ての女性を支えること、更年期障害や生殖器系疾患についてもケアすること、生涯を通して女性を支援することも仕事です。

一言では現せないくらい尊い職業です。

医療施設を開業できる権利があるので、自宅出産や個人でも活躍する人も多いですね。

胎内記憶を忘れずに成長していくことができると、生まれてきた意味や、赤ちゃんを尊重することが当たり前にでき、それを教えることができるので、すみれちゃんが助産師になりたいと思うのは自然なことですね。

あの世から狭き場所を通ってこの世界に押し出されて、一番最初に出会う人、それが助産師です。

すみれちゃんは、「生まれてすぐに泣かなかったから助産師さんにお尻叩かれて痛かった。赤ちゃんにしてみたら大人の手は大きいから、しばらく痛かった。」と言っていました。

泣かないからと言って叩いてはいけませんね。背中をさすることの方が多いと思いますが。

そして全ての人が、生まれてくることへの目的があります。

その目的を見つけて、自分で自分を大切にすることを当たり前にできること、他者を大切にすることができる人としての成長をすること、そこに導くことも仕事です。

すみれちゃんのように、神様からたくさんの役目を担って生まれて来た人がこの職業に就くことで、どれだけの安産や、自尊心・自己肯定感を持つ人を育て、与えられた役割を楽しく遂行でき、社会の一員として充実した豊かで幸せな生き方ができる人格者を育つことか。

助産師という職業は、神様の代理人ですね。有り難い仕事。

感謝しかありません。

この考え方、価値観や見え方が、何か特別なことのように捉えては、こういうことを否定したり批判したり、スピリチュアルと言う人もいますが、太古の昔から助産師のしていることは変わりありません。
当たり前のことでしかないので、当たり前に伝えるだけです。

スピリチュアルな世界だけでは精神が病んだり行き詰まります。

肉体だけにとらわれても苦しくなります。

全ての人、誰もがそこから生まれてきて、役割や目的を持って、親を選んで、人生の出来事も選んで生まれてきていること。

肉体と精神をしっかりと繋いで生きることの大切さを、誰もが知っていますが、忘れてしまいます。

だからこそ、楽しむことが大切なのです。

助産師であれば、当然の世界観であって欲しいものです。

愛を学び研究して実践し、教育指導する仕事。

すみれちゃんのように、元々知りながらできたら良いですが、忘れるからやり甲斐があり学び甲斐があり、成長する楽しさがあるのが人生です。

この世に生まれる、一番最初に出会う助産師は、神様からのメッセージを伝えられる人間性を持っていると良いですね。

こういう世界観が元々あるから助産師になるのでしょうし、全ての助産師が、自分自身の世界観の枠である障害を取り払い、偏見のない見え方を持ち、無償の愛を与えられる存在になることを心から祈っております。

自己否定はあってもいい。

自己肯定とはどういうことか、そこへのプロセスを顕著に感じる大切な部分です。

自己否定や親子関係が良くない場合でも、自分で愛を学び研究分析して実践し提供し、指導教育することで無償の愛を養っていくことにができます。成長することを求めて進めると良いですよね。

これから助産師を目指す全ての人を応援しています。

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