平成最後のヨガリトリートは、自分自身に対する知識と、それを理解するためにチャクラをヒーリングしていく4日間のプログラムでした。
GWの始まりは、かなり寒く冬のような気温からのスタートでしたが、初日の雨上がりの夕空は、美しく茜色に染まりました。
翌日はお天気には恵まれ、朝日も素晴らしく、ビーチでのアーサナや瞑想をすることができて、大いなる自然の中に身を置き、意識を広げていくことができたのではないかと思います。
イーシュヴァラが表してくれている、素晴らしい美しき景色を前に、その恩恵を授かっていることへの感謝が湧かない人がいるでしょうか。
最初は全くわからない内容でしたが、2日目3日目と話が進むうちに、徐々に理解が深まっていく過程を、受講された皆様も感じられていました。
リトリート中の日々の中で、ご参加されている皆様自身が気づかないうちに、サンスクリット語、プラーナヤーマーやヤントラ、ヴィージャマントラやチャンティング、プージャーによって、無意識の部分から心身ともに浄化され、食事やアーサナの中の運動でも身体の細胞から綺麗になり、知識を授かる学びによって、その意味をご自分のまだ見えていないエリアに光をあてることができていきます。
たくさんの症状が起こる過程も、ご自身の中での葛藤から起こるものが多く、まだ見えていない自分自身という知識に対する嫌悪感や否定的感情が起こることも、最初の段階では誰でも起こりうる自己否定から自己受容していく過程です。
自己否定から始められると、自己受容した時の自分自身との違いをはっきりと認識することができますので、その二極化を感じる大切なプロセスとして受け止められると良いですね。
自分自身に起こることの全ては、自分の中にあるものです。
否定したり無視したりを続けていると、苦しくなってしまいます。
望ましいことも受け入れがたい出来事であっても、ただあるがままに見ることを練習していく生き方がヨーガです。
たくさんの感情が湧き起こることは、人間ですから当然のことです。
自分の感情が揺れ動くことは、ただあるだけの物事に自分自身が育ってきた過程で得てきた知識や体験の積み重ねによって、それに価値の上乗せをして観ているだけのことです。
全ては、ただただあるがまま。
そういう知識を学びながら、ご自身の心の動きを観察していくことを繰り返し鍛練するためにも、tapas苦行という日常生活の中で体験していくものがあります。
ヨーガが教えているのは、人間が生きている意味や、人の成長発達が進むと見えてくるゴールについてを教えてくれています。
最初からゴールを理解したり、すぐに辿り着くものではなく、そういう先があり、少しずつ人としての行動や考えを成長させてくれるものです。
医学の知識が、医師や医療に携わる職業になりたいと思う人にとっては価値の高いものであっても、それを望まない人には全くわからない価値であるように、物理学が物理を探求することにワクワクする人には素晴らしい価値ある知識であっても、それに興味がない人には必要のない知識であるように、ヴェーダンタが教えるあなたとは何かという知識は、必要としている人にしか理解できないものかもしれません。
ただ、輪廻転生を繰り返していく上で、いつか見る必要が出てくる段階を生きている人も多くいます。
今回のリトリートで知ったことの理解が、これから深まることを祈っております。
お越し下さった皆様には、心より感謝と御礼を申し上げます。
ありがとうございます。Om
かまらヨガ 華曼羅瑜伽プライベートチャクラヒーリングビーチヨガリトリートでは、自分自身を知り、行いの中に湧き上がる感情や感覚・気分・思考の癖、自分の習性などを観察しながら、知識と体験を重ね合わせて熟考していくプログラムとなっております。
主催者・指導者であるKaori Kamala自身が、伝統のヨーガの学びであるヴェーダンタ、ウパニシャッドの聖典を学ぶことを最優先にしているため、今年はたくさんの聖典の連続講座があるため、講座のない日に開催致します。
予約サイトにない日でも、開催可能日がございますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
ご予約はこちらからどうぞ ttps://coubic.com/scentofbliss