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喜びの質を変える条件付けと行動変容

保健室 オンラインより

私たち人間は、生きてきた中で記憶されてきたことが条件付けになり、その時の言葉や色や形、音や感触やその人の特徴などが記憶されて、同じような条件になるとその時に抱いた感覚が同時に想起して、喜びや満足感、恐怖や不安を感じることがあります。

それが、人を支えたり社会の役に立ち喜び合うことに条件付けされていれば、心豊かに生活することができますが、反対に依存症や精神疾患や社会不適応障害などになる一つの要因です。

また、人のためになることでも、等身大でないと救世主症候群にもなりかねないので、ちいさなことでも努力と実力に見合ったことを提供すれば良いのです。

オペラント条件付けと言われ、パブロフの犬の実験でベルがなると同時に餌を与え続けることによって、唾液の分泌が増加するというのが言われています。

ベルが鳴るだけでは唾液の分泌にはならないのが動物の生理的現象ですが、そこに餌を与えるという条件を同時に付加することによって、その条件が習慣になっている犬にとっては、ベル=餌という条件付けがなされるのです。

一生懸命社会的で活躍できたとしても、ストレスを溜め込み、食習慣の乱れや間食や飲酒や喫煙が悪習慣となりやめられず依存傾向になる人も多くいます。

こちらの記事も合わせてお読み下さい https://scentofbliss.com/大人の反抗期と依存/

砂糖やお菓子どの糖質や、お酒や好きな食べ物を食べる時には、これを食べると至福感が得られるという条件付けによって一時的な満足感が得られます。ドーパミンやエンドルフィンやアドレナリン、セロトニンなどのいわゆる幸せホルモンと呼ばれるものが分泌されることによって、快楽や満足感、喜びを得ることができます。

それがさらに条件付けとなって、これを食べると幸せ、喜びという感覚を得たいがために、依存的になる場合があります。

よく、食べた方が良いものばかりを摂り過ぎて、結果的に偏りや食べ過ぎになることがあります。

食べ物で調整する前に、30分でも朝早く起きて日光を浴び体を軽く動かして、ゆったりと深い呼吸を繰り返し、朝食を摂るという規則正しい生活が一番理想的ですよね。

ホルモンの働きを助けるためには、新鮮な野菜からビタミン・ミネラルを摂ることでホルモンの働きや全体のバランスを調和してくれて、不要なものを体外に排泄してくれる働きによって、体がきれいに保たれることで心の健康にもつながります。

日本の統計データから2019年の死因率を見てみると、

第1位「悪性新生物(腫瘍)」,第2位「心疾患(高血圧性を除く)」,第3位「老衰」,第4位「脳血管疾患」,第5位「肺炎」第6位不慮の事故(虐待や事件性のあるものも含まれています)第7位自殺

となっています。

いずれにしても、その人本人や周囲の意思によって防ぐことができるものも多く含まれています。

悪性新生物に関しては、その部位などにより原因は様々であり不明なことも多くありますし、その他疾患でも先天性のものや原因不明なものもあります。

しかし、心疾患や脳血管疾患の大半は、生活習慣が原因となっていることも多く、その生活習慣を変えることによって未然に防ぐことができるのが生活習慣病です。

現在の日本ではメタボリックシンドロームと言われる肥満が生活習慣病である脳卒中や心疾患、糖尿病を来たし二次的な機能障害、重症な障害を残す可能性もあります。

予防のためには行動変容が必要ですが、その人一人ではこれまでの習慣というのが条件付けされているため変えることは難しいのも、生活習慣です。

いつまでもその習慣を続けて、実際に倒れて半身麻痺や言語障害、腎不全や下肢切断などの二次的な障害を背負った時に初めて、その生活を後悔する人もいます。もちろん、それでも甘いものに依存をし続けて、人工透析を受け下肢切断し脳梗塞になり失語症で半身麻痺になってまでも、その習慣を変えることができない人もいます。

40代頃の発症では、一番社会で活躍している時期に、自分はどこも悪くないし元気だと高を括って、悪しき生活習慣を変えようとせずに、実際に脳卒中で意識障害を残し、働くこともできなくなり、幼い子供を抱える妻に介護をしてもらわなければならない生活を送る人もいます。

そうなる前に、早い段階で生活習慣を改善するための行動変容をすることが、生涯健康に心豊かに過ごすためには大切なことです。

皆様が考える目標というのは、理想が高いために実現不可能な目標や、一時的に無理して頑張ればなんとか達成できる目標ばかりを設定しがちで、継続困難なことが多く、返ってリバウンドをしてしまい健康診断結果で数値が悪化する人やストレスフルになる人もいます。

そのようなことが起こらないためにも、私たち専門職が設定する目標というのは実現可能であり、かつ継続可能な計画をその人に合ったプログラムで考えて評価しながら実践して頂いています。

目標を達成することによって喜びや満足感を得られるので、それもまた条件付けになっていきます。

小さな成功体験が喜びとなり条件退けとなって、生活習慣が変わっていきます。

行動変容というのは、何に満足や喜びを感じるかが大切であり、その目標がどこに向かっていくのかが問題であり、一時的な快楽などではなく、人間の本質的な喜びに向かっていくことが大切なのです。

生活習慣病の予防は、食事と運動療法で改善することが多いですが、根底には体を大切にすることに対して無頓着で、健康を害してまでも味覚を刺激して快楽を得続ける必要があるほどのストレスを抱えていることや、幼い頃からの満たされない感覚を一時的に満たすことに依存的にならなければいけない心の問題が潜んでいます。

実際、ちょっとしたことを実践すれば、生活習慣は変えられますし、変われたことで健康でいられることの大切さや喜びを実感する人も多いのです。

そこから、健康な体を持って行動でき、社会で思う存分活躍できることへの喜びや、やりたいことをやれること、人との喜び合いを感じながら生活をしていく中で、一時的な満足や喜びではなく、本質的な喜びを体験していき、小さな視野で見ていた物事が少しずつ大きな視野に広がっていくのです。

人のために活躍できる喜びは、視野を広げ客観性が生まれ、穏やかで満足しながら社会貢献できる喜びを感じて、人生を豊かに過ごすことができるのです。

中毒性のあるものに依存するのではなく、人の本質的な喜びを体験していくことで、幸せホルモンと呼ばれる脳内神経伝達物質も、安定的に分泌されます。そのホルモン自体も、全てが相互に働き合って全体の調和が取れて、体の機能そのものも整い健康になり、心も穏やかで喜びや満足の中で社会で活躍し、人生そのものが喜びになるのです。

マズローの6段階欲求でも分かるように、呼吸や循環や消化吸収、排泄などの基本的な身体的機能が保たれ、健康でいることによって睡眠や食欲などの生理的欲求が満たされ、衣食住が守られ安全の欲求が満たされ、家族や友人との関係の中で自分の存在を認められ社会的欲求が満たされ、仕事や社会で活躍することによって他者からの承認欲求を満たし、自尊心を持つことができ、やりたいことをやりながら活躍できる自己実現に至り、やりたいことが叶えられたら、あとは自己超越となります。

いくら物質的に豊かになったとしても、人の本質は精神的な豊かさが本当の幸せです。

自分を食べ物や物で満たしたところで、本当の満足は得られません。そこに気付くためには、ある程度社会貢献をして活躍し、豊かに生活してきた人が本質を求めて生きるようになるのが、成長発達段階です。

もちろん全てがそうとは限りませんが、人の成長発達段階によって、目標は変わっていきます。

人生というものを全体的に見ながら、先を見据えて今を大切に生きていきたいですね。

常に達成可能な目標をクリアしていくことで喜びや満足を得ながら、精神的な成長をしていけると良いですよね。

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