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人の主観的な話に巻き込まれない

ヴェーダーンタ勉強会九十九里

質疑応答 人の主観的な話に巻き込まれない

Q.

物事を識別して捉えることのお話しを聞いて、ほとんどの人の話す内容は殆どが自分の主観で物事を見ていると感じます。

私も気づくと、自分の思い込みや自分の上乗せの識別で喜んだり悲しんだりしていることに気付きます。

自分の考えの癖を取り除くことを意識して人の話しを聞くと、どんなに相手が腹をたてて人の悪口を言っていても、私はテレビ越しに聞いているような状態になります。

私たちは、普段の生活では体に対して、本当に無意識なのだな…と思います。私もこの学びをするまでは体は自分のもので、現れてくれているデーヴァターを感じることは何ひとつありませんでした。今は、日々起こる出来事は、与えられたことだと思えるようになり、多少の色々なことには動揺しなくなりました。

A.

人の主観に巻き込まれることなく、ほとんどのことに動揺しなくなったことは、素晴らしい成長ですね。

動揺が落ち着いたマインドには、あるがままのイーシュヴァラが見える喜びの中で感謝と敬意を持って過ごすことができますね。

ただありがたい一瞬一瞬を大切に生きていきましょう♪

人の文句や愚痴、悪口や不満を聞いていると、その人の先入観や思い込みによる偏見、自己不満の投影によって相手を悪く思っていたり、さらには嫉妬心で蹴落とそうとして話していることをまるで事実として聞いてしまい、聞いている人も偏見を重ねてその話題に上がった人に対して先入観を植え付けられてしまうものです。

そういうことが集団いじめやパワハラにつながっています。

自分がアダルマに加担しないように慎重になることが大切ですね。

他者の間違った主観的な話題を識別して、その人の見え方においてそう見えるのだということを理解して、事実とは異なることも多々含まれる可能性があることを踏まえて巻き込まれないように聞くことです。

悪口や不満は、その人の過去の記憶による歪んだ考えを見て話していることがほとんどです。自分に対するちっぽけで取るに足らないと言う間違った自己イメージによって世界へ投影しているので、その記憶がつくられるプロセスも理解していれば、その人をダルマに導いてあげることもできるようになります。

物事を客観的に冷静に捉えている人は、不満も愚痴も文句も悪口も言いません。あまりにも理不尽なことがあった時に、事実として一時的に言うことがあったとしても、自分の感情を客観的に見ることができますので、感情的に人を巻き込むことはしません。

それも全てイーシュヴァラから与えられたプラサーダであり、過去の自分にもそう言うところがあったのだと省みて、いつも穏やかに冷静に最善の手段と方法で対応します。

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